近年、日本のみならず世界的に幼児教育がこれまでになく重視されるようになってきています。特に「人間として生きていく力を育む」ということが重要なテーマであり、世界の幼児教育のトレンドとも言えます。「やればできる」「もうちょっとがんばろう」「こうやってみよう」など、自分に自信をもつことや、目標の達成まで頑張る姿勢、他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力など、すなわち「非認知的能力」が重要で、乳幼児期に非認知的能力を身につけておくことが、大人になってからの幸せや経済的な安定につながるのです。

私たち済聖会は、保育理念として「生きる力（ひとりで世の中を渡っていける力）の基盤づくりを支援する」を掲げ、就学準備という狭い見方ではなく、広い意味での「人生の学び」を大切にした保育を展開し、一人でも多くの子どもたちの生涯にわたる「ハッピー」を支援したいと考えております。それを支えるのが、私たちの職員です。だからこそ、「かかわるすべての人のハッピーの追及」を法人理念として掲げているのです。一番の主役である子どもたちのハッピーを実現するには、保育園で働く職員がハッピーであり、イキイキとしていることが大事なのです。

『子どもたちの「元気」「ハッピー」を追求し、明るく、夢のある世の中を創りたい』という済聖会の思いの実現をめざし、私たちは挑戦し続けます。

理事長　宮川 幹生